あなたは運がいいですか?
この質問に、良いと答えられる人こそが本当に運が良い人です。
今回紹介するDaiGoさんの「運は操れる」では、運の正体と実際に運がいい存在になるための科学的方法が紹介されていました。
この一冊を読めば、間違いなく運が好転することでしょう。
この記事では、そんな「運は操れる」の内容をまとめて紹介していきます。
では、いってみましょう!
本書の概要
ページ数
おわりにを含めず267ページ、全270ページでした。
読むのにかかった時間
だいたい3時間ほどで読み切ることができました。
構成
運を操ることで人生を好転させる方法が書かれていました。
運は天から与えられるモノではない理由から、どうすれば運が良いと呼ばれる人生を送れるようになるか方法が科学的に紹介されている構成でした。
本書は読みやすく、科学的根拠も十分にある内容で非常に参考になる内容でした。
運の正体
運は天から与えられるモノではなく、どう考えるかというのがなのです。
波に乗っているとか、ツキが来ているという考え方は運の正体ではなく、ツキが来ていると思い込んでいる、自分は運が良いと思っているというのが運の正体でした。
つまり運が良いというのは、自分が運が良いと思いこめているかという話で、運の良し悪しを正確に測ることなんてできないのです。
それでも運が良い悪い、という表現がされて実際に運が良さそうに見える人たちもいます。
それはその人たちが運が良い出来事ばかりをピックアップしていたり、運が悪いエピソードを忘れていたり、運が良い結果になるまで努力を続けた結果です。
決して生まれた側から運に恵まれていて、手に入れたモノではなく、あくまで確率の話。
ラッキーアイテムやらのスピリチュアルなもので、運気が上がるということはないというのが「運は操れる」での主張でした。
逆に運を良くする。自分のことを運が良いと思える状況に持っていくためにやるべきことが本書では紹介されていて、内容を全て実践すれば確実に運が良いと周りから思われる自分でも自分は運が良いと胸を張れる内容が書かれていました。
ここから先はその方法について簡単にまとめていきます。
運を良くする3つの方法
ズバリ運を良くする方法は下記の三つです。
不安に強くなる。試行回数を増やす。気づく。です。
それぞれについて簡単に内容を説明していきます。
不安に強くなる
不安に強くなることでネガティブな感情から離脱することができます。
これが何を意味するかというと、運が悪いという思い込みをしなくなるんです。
運が悪いという感覚から脱することができれば、運というものを冷静な観点から見ることができ、結果的に運が良い出来事ばかりをピックアップすることができ自分は運が良いんだと思い込むことができます。
さらに、不安に強くなることでこれから起こることは自分にとって良いことである。緊張も良い方向に持っていけるという自信が生まれ、結果的に実力をしっかりと発揮できるメンタル状態で挑むことができるのです。
不安に強くなることで、ネガティブ感情に強くなり、ポジティブな感情でパフォーマンスも最大のもののが発揮できます。
不安に強くなるために、人の失敗をノートに書き出して自分は失敗しないようにする。なんかが紹介されていました。
試行回数を増やす
試行回数を増やすことで、確率論的に成功や運の良い結果を生み出せるようにしようという考え方です。
人は失敗を恐れて回数を重ねるのを恐れてしまいます。
そこを突破して、100回に1回成功するようなことを100回挑戦できるようなモチベーションや環境を生み出そうという考え方です。
これによって運が良い状態を実際に引き出すことができ、成功に近づくことができます。
失敗を恐れずに何回踏み出せたるのかが運の良し悪しの分かれ目です。
気づく
運が良いことに気づくが何より重要です。
自分が運が良いと思っている人の共通点は、運が良い出来事を思い出せることでした。
運が良い出来事を思い出せるか、日々の何気ないことにも運の良さやラッキー、ポジティブな感情を生み出せるかが重要なのです。
晴れているだけでもラッキーと思えたら、運が良いのハードルが低くなる気がしませんか?そんな感じです。
他にも相手の格好が微妙に異なるのに気づければそこから話題が広がって、最終的に自分のプラスになる関係を築けることもあります。
建設中の建物に気がついて今後発展する街がわかり、そこに投資をすることでお金を稼げるようになる。
こんな例たちも全ては気付けているかという点に回帰します。
身近なところにある出来事から気づけるか、自分のプラスになることをピックアップできるかが運の良し悪しに関わってくるのです。
試行回数を伸ばす方法
試行回数を増やすといっても急に失敗を受け入れようといっても難しいでしょう。
だからこそ「運は操れる」の中ではいくつかの具体的な試行回数を伸ばす方法が紹介されていました。
この記事では7つ合った方法のうち2つをピックアップします。
・プレ・パフォーマンス・ルーティン
・ピグマリオン効果
です。
プレ・パフォーマンス・ルーティンは、何かに集中するときや試行する前にやるルーティンワークになります。
五郎丸選手のルーティンなんかが有名ですね。いつものパフォーマンスを最大限発揮できるように練習の頃から決まった動きを取り入れる。
プロのスポーツ選手も取り入れている動作を自分の生活の中に取り入れるのです。
これによってより良い結果が出やすいという研究結果もあります。
いつもの行動をとることで、冷静さを取り戻すことができパフォーマンスレベルを上げることができるのです。
ピグマリオン効果を利用する方法は、ピグマリオン効果と呼ばれる「期待されるとその期待に応えようと行動すること」を利用する方法です。
自分自身に暗示のように「自分はできる」「何度だって挑戦して成功を掴んでやる」と定期的に言い聞かせる。
たったこれだけでも自信につながり、行動力を高めてくれるのです。
以上の二つを組み合わせて、何かに挑むときは「自分ならできる」と3回呟きながら目を瞑って手を合わせる何かのルーティンがちょうど良いんじゃないでしょうか。
これを繰り返すことで、失敗にめげない試行回数を手に入れることができるはずです。
気づく力を伸ばす方法
気づく力を伸ばす方法もまた「運は操れる」の中で5つ紹介されていました。
この記事では2つ紹介します。
・違う選択肢をゲーム化する
・ワーキングメモリを解放する
です。
違う選択肢をゲーム化するというのは、方法としてはいつもと違う動き方をしたり、いつもとは違う行動をしてみるという方法です。
これによって、違う挑戦から違う刺激、違う反応を受けることができ結果的に新たな発見をすることができます。
その場で発見ができなくとも、新しい選択肢を味わったことでこれまでの生活の中で気がつくものが出てくることもあるのです。
全ての動きがルーティン化しつつあると感じてきたらあえて異なる選択肢、やり方を試して運の良さに気づける能力を上げていきましょう。
ワーキングメモリとは、最近の出来事を覚えておく記憶容量です。
作業なんかをするときはこのワーキングメモリに記憶として保存しておいて作業を実施しています。
例えば、電話番号を言われてそれをメモにとるなんかはこの短期記憶に属します。
言われた電話番号をいちいち長期記憶に保存していたら、長期記憶はすぐにいっぱいになってしまいますから。
このワーキングメモリを時々解放して余裕を持たせるようにするというのが気づくために必要な行動です。
そのために必要なのが、マルチタスクをやめることであります。
マルチタスクをやめて集中するべきだけができる状態を作るのです。
これによって他のことに記憶容量が持っていかれることなく作業を実施でき、ワーキングメモリにも余力が生まれます。
シングルタスクを意識することで常にワーキングメモリには余力がある状態を作り出すことができ、気づくために必要なワーキングメモリを確保することができるのです。
今すぐやるべきこと
僕たちが今すぐにやるべきことは、ズバリ、運が良いことを探すことです。
運は一言で言ってしまうと思い込みでした。
運が良いエピソードにどれだけ気づけるか。同じ人生でも気づけるだけで運が良くなるんです。
あなたは運が良いですか?
という質問に対して、迷うことなく良いです。と答えられるようにまずは運が良いことを探すところから始めましょう。
周りを見渡せるようになれば絶対に自分は運が良いと思えるはずです。
周りを見る余裕がない場合は、まずは周りを見る余裕を生み出すために行動を起こしていきましょう。
まとめ
今回は、DaiGoさんの「運は操れる」を紹介してきました。
相変わらずDaiGoさんの著書は読みやすくて、科学的根拠がしっかりしていて、言いたいことが明瞭で一瞬で読み終わります。
著者自信が読書家であることもあり、本を読むことの意味、目的がわかっていて非常に良くできている本だと思います。
この記事では運が良いと思い込めるための行動について一部抜粋して紹介してきました。
詳細やもっと違う運の良さを極める方法について知りたい場合は是非とも「運は操れる」読んでみてください。
では、皆さんの運が良くなることを祈っています。
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