ヤマト運輸 東京23区で大幅遅延発生！原因と今後の宅配を考察していく

注文したら翌日には商品が届く。

これを実現させているのは、優秀な宅配便のおかげです。

ただ、2023年12月12日、機器の一部故障により東京23区の一部と千葉へ送る荷物に配送遅延が発生したと発表がありました。

この記事では、そんな遅延が起こった理由を紹介しつつ、今後の宅配について考察していきます。

宅配が今後も次の日に届いたり、送料無料が今後も続くのか考えました。

では、いってみましょう！

遅延の原因

2023年12月12日に発生した東京23区と千葉県への一部地域宛の宅急便に大幅な遅延が発生しました。

この原因は仕分けターミナルにおいて機器の一部が故障したとのことでした。

仕分けターミナルは、あらゆる輸送手段を効率的に活用するべく、荷物が一時的に集まる場所です。

その仕分けターミナルの機器で故障が発生したために、仕分けがうまく行われず一部地域への宅配が遅れてしまいます。

おそらく機器の故障から復旧するまでの間は、人の手によって仕分けを行うため時間を要するということなのでしょう。

今後はもっと発生する？

今回は東京23区と千葉県の一部地域という特定の場所で遅延が発生するというものでしたが、今後はどうなるか。

機器の故障だけでなく、今後も今のような即日配達のようなことは激減すると予想されます。

というのも宅配業界には2024年問題というのがあります。

2024年問題とは、働き方改革によりドライバーの労働時間に上限が課されることを指します。

ドライバーが時間外労働時間が年間960時間に制限されることで、一人当たりの走行距離が短くなり長距離で物が運べなくなるというわけです。

これにより宅配業界では売り上げ減少、およびトラックドライバーの収入減少が見込まれます。

運ぶ人が少なくなれば、必然的に一度に運べる量も少なるなる。そして発送から到着までも時間が掛かるようになるのです。

これは全国的に発生する見込みで、2024年になったら確実に宅急便の荷物は即日ではなく2～3日もしくはそれ以上かかるようになるでしょう。

また今後も機械による制御が増えることも予想され、機器の故障によって今回発生した故障による遅延も発生する可能性は十分にあります。

ただ、2024年問題も機器の故障も、働き手のことを考えたら仕方のないことです。

ドライバーが働きすぎですし、機器が故障するのも仕方のないこと、むしろこれまで即日配達ができていたこと自体がすごかったと思います。

ある意味正常な状態に戻るというのが今後起こることということでしょう。

宅配のキーはドローン？

ただそれでも即日配達が良い。というのも便利になったが故のわがままとしてあります。

そのニーズを応えるべく今後進化を遂げそうなのがドローンです。

ドローンによって空から宅配を行う。近未来とも思える未来がもうそこまで来ています。

ドローンは自動運転で済むのでドライバーの負担を減らすこともできる。

ただ、天気の問題や宅配場所をベランダにするのかなどの問題も残っています。

いますぐに解決はしないでしょうが、宅配のキーを握っているのは確実にドローンです。

今後どうなるかは注目ですね。

また、自動運転での宅配も注目を浴びそうです。

宅配用の車を自動運転で操作し、届ける用に人が乗っているという形。

これであればドライバーは人ではないので、事故も減りつつこれまでの配送の形を崩さずに済みます。

どちらのパターンも重要なのが自動運転。

自動運転が国によってどれだけ認められるか、認めさせられるほどの技術が今後重要になってきそうです。

送料無料はどうなる

今時送料無料は、当たり前になりつつあります。

ですが、これはAmazonなどの売っている側が負担していることによって購入者である僕たちは無料だと思っているだけです。

今後2024年問題によってドライバーが減れば、必然的に配送料は増えます。

ドライバー減少によって減る分を一つの荷物の配送料を増やして対応するしかないからです。

そしてそれによって売っている側であるAmazonへの負担が増えるでしょう。

そうなるとAmazon側も送料無料は徐々に痛くなってくる。

おそらくAmazonはしばらくは送料無料は変わらないものの、確実に配送スピードは遅くなるでしょう。

他のお店などでは配送料無料というサービスは徐々に減っていくと思います。

大資本であるAmazonもゆくゆくは送料無料が撤廃されるんじゃないか、もしくはPrime会員だけしか送料無料にはならない。というやり方をすると思います。

送料無料を完全に楽しめるのは今だけかもしれませんね。

まとめ

今回は、宅配便の今後について考察してきました。

2024年問題。という名前だけ聞くと悪いのは運送業者だと思われがちですが、それは違います。

これまでが働きすぎだったのです。

正常な形になる上で、どのように機械を組み合わせて便利な世界を維持するかが今後の注目ポイントですね。

送料無料のありがたみも身に染みます。

では、皆さんの宅配便ライフがより良いものになることを祈っています。