おすすめリストに載っているものが欲しくなる。
広告に出てきたものが欲しくなる。
それは人間の性というものですが、ChatGPTのようなAIの登場によってそんな広告・マーケティングも終わりが見えてきました。
というのもおすすめや自分が欲しいもの・必要なものをAIが教えてくれる時代になりつつあるからです。
今回はChatGPTやAIの進化によって、僕たちの買い物の方法がどういった形になりそうなのか紹介していきます。
では、いってみましょう!

昔の買い物

少し前までの買い物はどういったものだったか。
肉屋、八百屋、魚屋などに出向いて現金でお金を支払って物を買うというのが主流でした。
マーケティングでは、テレビCMが主力で、ポストに投函する広告や街でティッシュや看板で宣伝するという方法もよくとられていました。
どれだけ人に目に晒すことができるかが、物を売る一つのコツだったわけです。
現在の買い物

現在の買い物はキャッシュレス時代となり、店舗で買い物をする際もクレジットカードやQRコード決済といった形になってきています。
またイオンなどの複合型の施設も増え、1箇所に行けば欲しい物全てが揃うといった場所が多いです。
さらにそもそも店舗に行かずとも購入ができるオンライン販売が主流となっています。
Amazonや楽天だけでなく、個々の店舗も独自のオンラインストアを持つこともできる時代です。
マーケティングはSNSが主流で、インフルエンサーが紹介していたから。おすすめしたいたから。という理由で購入が生まれることも非常に増えてきました。
人の目に触れる機会が多いことも条件にはなるものの、それ以上に誰が紹介していたかが貴重になっている時代といえます。
オンラインでの購入が増えたことにより、誰の紹介で購入したかが追えるようになっているので、有力な紹介者が引っ張りだこになるという特徴もあります。
未来の買い物

では、未来はどんな買い物事情になりそうなのか。
キャッシュレスはより一層進み、店舗での購入は何も持たずに本人確認だけで買い物ができるようになりそうです。
さらにレジは確実になくなり何を購入したかは機械が全て把握することで、物を持ってお店の外に出るだけで会計が完結するという時代になるでしょう。
実際にAmazonではAmazonアカウントで店舗に入ることで、物を持って外に出ると自動的に購入が完了するシステムを模索しているようです。
マーケティングについては、そもそもマーケティングというのがなくなる可能性が高いでしょう。
というのもChatGPTによって、何を買うべきかを全てAIが教えてくれる時代になりつつあるからです。
ChatGPTはまだ、こちらから話しかけたり問いかけを行わなければならないですし、テキスト入力(一部音声入力)で、個人の趣味趣向までは把握できていません。
これがもう少し未来になれば、個人の趣味趣向まで把握し常に情報をアップデートしながらより身近にAIがいてくれる時代になるのです。
スマホやイヤホンの形で、AIがわからないことをすぐにフォローしてくれる時代で、常に自分にぴったりの選択を学習しながらサポートしてくれます。
なので、何を買うべきかも常にAIが教えてくれるのです。
AIに言われた物を買うのは癪にさわる。かもしれません。
ですが、実際にもうすでに誰かがおすすめした物を盲信して購入している人たちが増えています。
AIはさらに、自分自身にぴったりの欲しい!と思っているものを常に自分の横にいて学習してくれているので知っています。
欲しい!と潜在的に思っていたというものをズバリおすすめしてくるので、買ってしまうでしょう。
AIの登場により、マーケティングの世界は大きく変わると思います。
広告ではなくChatGPTなどのAIに選ばれやすい商品や商品説明というのが重要になってきそうですね。
どっちがいいか?

自分で欲しいものを決めるのと、AIに欲しい物を決めてもらうのは果たしてどっちが良いのか?
僕としてはAIに欲しい物を決めてもらう方が、多くの人のニーズを満たせるかなと感じています。
AIの設定で節約モードなどがきっと生まれるでしょうから、お金の使いすぎ防止を意識しておすすめ商品を出してくれ、現代のようにSNSで欲しくなるものが無限に広がっていく心配もなくなるんじゃないかと思います。
また、物欲ないから~という方にも潜在的に欲しい物を提案するので、新しい世界が広がる可能性を啓示するでしょう。
またまた、誕生日プレゼントとかでもAIが相手のAIに話しかけることで相手にぴったりの誕生日プレゼントを用意することもできそうです。
本人に知られずに相手の欲しいものをピンポイントで当てられる。セキュリティ上の問題は残りそうですが十分にあり得そうな未来だと思います。
ただ、もちろん。良いことばかりではないとも思うのです。
自分で欲しい物を決めずに、AIに全てやってもらうことが果たして良いのか。
自分の欲を満たしてもらう。本当にそれは自分の欲なのでしょうか。
欲しいとAIが決めたもので満足してしまう。それ以上の好奇心を頭打ちされているとも捉えることができます。
さらにAI開発者によって、ある一定の商品だけおすすめされやすいという形になる可能性だってあります。
そうなった時に本当に良い商品だからおすすめされているのか、AI開発者の意図が入っているのかを見極めるのは難しくなりそうです。
そういった懸念点も含みつつ今後の買い物事情を見ていきたいですね。
まとめ

今回は、これまでの買い物事情とこれからの買い物事情について紹介してきました。
今が時代の転換期になりつつあります。
AIがどうやって僕たちの生活に溶け込んでいくのか。セキュリティや個人情報を守りつつどうやって僕たちのサポートをしてくれる体制になるのか。
楽しみですね~。
AIに仕事を奪われる恐怖はありつつも、やはりどうしても期待してしまいますね。
では、皆さんの購買欲が満たされることを祈っています。

