騙されないために必要な考え方「小型金属で電磁波遮断」

トレンド記事

「小型金属で電磁波が遮断できます」

「電磁波を遮断して盗聴やストーカー防止に役に立ちます」

と聞いてわかった買おうと思いますでしょうか?

これらは実際に最近発生している問題で、メルカリやフリマアプリでドーナツ型のワッシャーという小型金属が一個2000円を超える値段で売られている話です。

今回はなんでそんな根も葉もないような商品が売られ、実際に買う人間がいるのか。

どうすればこのような騙そうとする人たちから身を守れるかについて、対策や電波について紹介して行きます。

この記事を通して騙されにくい考え方を手に入れましょう。

ORANGE BLOG オリジナルロゴ
スポンサーリンク

小型金属で電磁波遮断という謳い文句

メルカリなどのフリマアプリで売られている製品が最近話題になっています。

こちらの一見ただのドーナツ型の小型金属に見える製品が一個当たり2000円を超えて売られているのです。

実際に購入をしている方もいるんです。

なぜ、こんなただの金属でホームセンターなどで8円もかからず買えそうなものが2000円で売られているのでしょう。

その答えは売れている製品の謳い文句にあります。

この製品というか小型金属は「電波遮断が行えるストーカーや盗聴防止機能が備わっている」と説明され売られているのです。

はっきり言ってこれは真っ赤な嘘です。

こんな小さな金属で電波遮断は行えません。

しかしこれが完全な嘘で詐欺に値するとも言えないのが現実なのです。

この小さな金属でほんのちょっとでも電波に影響がないとは言い切れないのです。

そのため専門家が完全にこの小さな金属で電波遮断は100%ありえません。という言い方はそれこそ嘘になってしまうのです。

限りなく0に近くても専門家は言い切ることができないのです。

だからこそ僕たち消費者は実際の効果がどれほどの大きさかという観点に注目しながら商品を見極める必要があります。

そのためにも騙そうとしている人たちがどう言った狙いで動いているのかや専門知識や冷静な判断能力を身につけておく必要があるのです。

わからないが騙されやすいポイント

どうして騙されるのでしょうか。騙される理由は至って簡単です。

わからない、知らないという部分に漬け込むのが詐欺師や嘘つきたちの手段だからです。

例えば、スーパーウルトラハイパーノートパソコンという製品があったとしましょう。

その値段は100万円です。となったときあなたならどんな感想を持つでしょうか。

「ノートパソコンのくせに高い!」「ウルトラハイパー製なのにこの値段は安い!」と色々意見は分かれると思いますが、共通しているのはスーパーウルトラハイパーノートパソコンなんて製品知らないというところだと思います。

人間はその際、自分の持っている知識で補いながら製品の妥当性や機能やコスパという観点から製品の良し悪しを決めるのです。

知らなくても予想したり、説明されればそれを信じて機能として認めてしまうのです。

今回の小型金属の例だと、金属による電波遮断という言葉を小学生や中学生の頃聞いたことあるし、商品の説明にも書いてあるからよくわからない製品だが信憑性はあるだろうと思って買ってしまうわけです。

製品や電波遮断の仕組みまでわかっていないがために正確な製品の性能を見極めることができず、騙されてしまいます。

わからない部分をうやむやに他人の判断や意見に任せて自分の意思を決定してしまうがために騙されるのです。

わからない部分がない、自信を持って自分の意見として人に説明できるレベルまで達成された製品では間違いなく騙されることはありません。

なぜ、どうしてを突き詰めていくことで騙される確率をうんっと下げることができるのです。

わからないをなくそうとすることこそが騙されないようにするためのポイントになります。

騙されないために注意すべきこと

誰が売っているか、言っているか

わからないをなくす観点の一つとして誰が売っているか、説明しているかを見ることがかなり有力です。

専門家が関わっているのか、フリマアプリなら売っている人がこれまでにどういった商品を売ってきたのかという履歴を見るのがいいでしょう。

誰がどんな会社が、説得力としてどんなデータを使っているのかまで調べられれば、まず間違いなく知らないで買うということは無くなってきます。

製品にすぐに飛びついたり説明だけ読んで買うなんてことはしてはいけません。

説明ならどんな人でも書けますし、良いことだけを並べることも嘘をつくこともできます。

最も嘘がつきづらいのが経歴です。

もちろん経歴に関しても詐称をすることはできますが、製品を漠然と買うよりは確実に信頼性は高いと思います。

なので、製品の説明で興味を惹かれたらその製品説明が本当かどうか誰が言って、誰が売っている製品かを確かめることをおすすめします。

ソースや仕組みを理解する

どうしてそんな仕組みが実現できるのか、どうしてこれまでの製品ではできなかったのか、他の代替案はないのか、という観点も非常に重要になってきます。

これまでになかった画期的な商品や情報が世に出たときは必ずソースと仕組みを考えてみるようにしましょう。

どんな会社がそれを作っていて、これまでどんな製品を作り出してきていたのかや専門家がおすすめと言っているが、その専門家は本当に本物で信用に値する人物なのかなど歴史や経歴を追うことで、信頼性を確認することができるのです。

また、製品の機能が疑わしいときはどうしてそういった仕組みが実現されるのかという観点を持つことが大事です。

例えば、折りたたみスマホという分野が生まれていますが、どうしてこれまで折れなかったスマホが折り畳めるようになったのか、ディスプレイを折り曲げる仕組みってどうなっているのだろう。

といった具合に考えていくと、折りたたみスマホの脆い部分やまだまだ通常のスマホに勝てない部分などが見えてきて、後悔する購入を避けることができます。

ちなみに折りたたみスマホの仕組みに関する記事を以前に書いていますので、気になった方はそちらを読んでみてください。

迷ったら待つ

ここまで読んだ方の中には、そんな面倒臭い調査なんてしたくないよという方もいると思います。

正直僕もそうです。

そんな時に実施してほしい必殺技をここだけでお話ししましょう。

そう、「待て」ばいいんです。

とんでもなく急ぎで物を買わなければいけない場面というのは少ないと思います。

なので騙されるかも?ちょっと怪しいかもと思ったら立ち止まってみてください。

時間によって誰かがその製品が詐欺製品であることを証明したり、評価が下がることによって二度とあなたの目には入る無くなってしまうことも可能性もあります。

とは言え、うまい製品だと評価すらも買って詐欺製品をいかにもな顔で売る可能性もありますが、その場合はやはり調査して誰か騙された人を探す他ないです。

とにかく騙された人を探すのが大事です。

騙された人の意見を聞いて(ブログやツイッターでの書き込みを見て)自分で許容できる範囲なら、買ってしまって良いと思います。

例えば、Amazonのレビュー評価が低い製品でも「配送が雑だった」という内容で評価が下がっていたりします。

レビューの星だけでなく内容まで確認するべきなのはこういった場合があるからです。

悪い書き込みは案外、信憑性を確認するために重要だったりするのです。

悪いからダメというのではなく、悪いと書かれている理由を見ることで製品の信頼性と騙された人の経験談を確認することができます。

迷ったらとりあえず、待って、他の人の意見を聞いてみる。

これこそが、誰にでもできる最高の騙されない必殺技になります。

電波を遮断する方法

電波を遮断する方法は存在しますが、決して小型の金属では実施できません。

そもそも小型の金属にそんな機能が入ってたら、ブレスレットやネックレスでも電波遮断できてしまい日常生活でも支障が出てくることが容易に想像できます。

スマホが通信するときも電波ですので、それを遮断するということは小型金属を取り付けている人物から発せられるスマホの電波も遮断してしまうなんてこと不便すぎです。

こういった観点からも小型金属が偽物であるということがわかると思います。

ただし金属によって電波遮断ができるというのは本当です。

エレベーターなどがいい例です。

機密性の高い全身を覆うような金属の箱に入ることで電波を完全に遮断することができます。

小型では決して無理で細かい電波遮断についての仕組みは専門家の方が解説している記事がありましたので、参考にしてみてください。

騙されないためには一つの意見だけでなくさまざまな人や専門家の意見を確認してみることが大切です。

コラム:電磁波シールドとは | 電子材料 | トーヨーケム

まとめ

今回は小型金属を騙して売っている人たちを紹介しながら、騙されずに製品を買うための方法について書いてきました。

迷ったら待って周りの様子を伺うことが大事になってきます。

知らないを減らして正しく良いものを買っていきましょう。

騙される人が多いとそれだけ騙す人も増えていきます。

絶対に騙す人が悪いですが、騙されないような工夫は誰でもできて大切なことです。

あなたが騙されないことを切に祈っています。

では、誰もが正直な世界になることを祈って。

ブログ運営者写真

コメント

タイトルとURLをコピーしました