生成AIを使うときは、お金が必要です。
そんな中、イーロンマスク氏率いる生成AI「Grok」はオープンソースにすると発表がありました。
「OpenAIは嘘つき」とさえ言うイーロンマスク氏。
そもそも、オープンソースとは何か、生成AIのオープンソース化で何が変わるのか。
OpenAIはなぜ嘘つきと言われなければいけないのか。
この記事では、そんなことを解説していきます。
では、いってみましょう!
オープンソースとは
オープンソースとは、ソフトウェアを構成しているプログラム「ソースコード」を無償で一般公開することです。
誰でもそのソフトウェアの改良や再配布が行えるようになり、世界中のプログラマによって継続的に改良され続けられます。
OSのLinuxなどがオープンソースの有名どころです。
生成AIのオープンソース化で変わること
生成AIがオープンソース化されるとどうなるのか。
誰でも生成AIの仕組みをダウンロードでき、変更を加えられるようになります。
イメージとしては、生成AIを自分で作れるようになり、買い物おすすめ機能に特化した生成AIを作ったり、キャラクターに沿った回答ができる生成AIを作ったりが自分でできるようになるのです。
自分自身で生成AIを作れるようになることで、生成AIの可能性がグッと広がるイメージ。
より一層、生成AIの種類が増えていき、どんなサービスにも生成AIのノウハウがどこかにあるようになります。
小さなシステムでも、生成AIがオープンソース化されていれば生成AIの仕組みの一部を導入できるようになるんです。
OpenAIはなぜ嘘つきと言われる?
OpenAIはイーロンマスク氏から「嘘つき」と言われています。
というのも、元々OpenAI社は営利を目的としない企業として立ち上がりました。
しかし、今では月額を払わなければ使えないGPT-4という存在があり、さらにオープンソースにもなっていません。
イーロンマスク氏はこの動きに怒っているわけですね。
OpenAIの「Open」はオープンソースを目指すはずなのに、嘘をついている。名前を変えろ!という意見を述べているわけです。
Grokのオープンソース化?
Grokは、イーロンマスク氏が率いる米国のAI企業「xAI」が開発する生成AIモデルで、ユーモア溢れる回答もできる設計となっている生成AIです。
このGrokをオープンソースにするとイーロンマスク氏自身から、Xに投稿が投げられ、実際にオープンソース化されました。
ただ、導入には最低でも350GB近くのデータ空き容量が必要とのことで、個人が早々試せるものではないようです。
まとめ
今回は、生成AIのオープンソース化について紹介してきました。
イーロンマスク氏がOpenAI社に怒っている件、逆にイーロンマスク氏率いる会社のGrokという生成AIがオープンソース化しそうという話でした。
オープンソースになるかは、完全に人任せですが、オープンソースになったらシステムエンジニアとしてもソースコードとか、どんな変更や活かし方がありそうか見てみたいですね。
では、皆さんの生成AIライフがより良いものになることを祈っています。
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