【10分でわかる】NFTの教科書 書評&内容要約

ビジネス本の書評

ツイートやデジタル作品の値段が10万ドルを超えた!

なんてニュースは今じゃ当たり前に起こるようになっています。

そんなことが可能なのも全て、NFTというブロックチェーン技術によるものです。

今回はそんなNFTについて学べる一冊、天羽健介・増田雅史の「NFTの教科書」を紹介します。

書評と内容をわかりやすく解説していきます。

この記事でNFTとはどんなもので、NFTがこれからどんな進化を遂げ、現状どんな壁が存在するのかがわかります。

では、行ってみましょう!

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NFTとは

NFTとはNon Fungible Tokenの略語で「代替不可能なデジタル資産」と訳すことができる言葉になります。

代替不可能というのは世界にただ一つだけのものという証明ができるということです。

サイン入りのTシャツやらダヴィンチが書いた絵など世界に一つだけのものは多くあります。

もちろんあなた自身も世界に一つだけですよ?

そんな世界に一つだけの証明をデジタル化することによってデジタル作品であるゲームのアイテムやデジタルアートについても世界に一つだけ証明ができるようになったのです。

この際用いられる技術がブロックチェーンであり、証明されたデジタル作品をNFTという言い方をするわけです。

ブロックチェーンというのは、誰が何を持っているかを交換履歴を全ユーザーで共有することによって改ざんを困難にし、中央集権ではなく分散した権力を使って管理する技術のことを言います。

詳しくはこちらの記事をご覧ください。

ブロックチェーンについて詳しく紹介しています。

今回紹介する「NFTの教科書」はそんなNFTについて、現在、課題、これから、という3フェーズに分けて紹介されている本になります。

NFTの教科書で学べること

「NFTの教科書」で学べることはNFTの基礎からNFTのこれからです。

NFTは一過性のただのブームなのか、それとも今後発展していく分野なのか。

「NFTの教科書」を読めば結論がわかると思います。

僕は「NFTの教科書」を読んで、NFTは今後もっと発展して全ての技術の根幹になっていくと思いました。

詳細の理由などは次の章から実際に「NFTの教科書」に書かれている構成を紹介しつつ内容の要約をすることで説明していきます。

デジタル作品やゲームのアイテムがNFTによって代替不可能というのが証明できるというのは幅広い分野に応用できるというのが、本書を通してわかるのです。

まだまだこれからもっとNFTのアイデアを用いた製品やサービスが生まれてくることが容易に想像できます。

実際僕も、読んでいるうちにこんなNFTの使い方もありだなぁとか妄想しながらアイデアの貯蔵をすることができました。

またNFTの基礎や実際に利用されている場面だけでなく、「NFTの教科書」ではこれからの課題についても1章丸々使った書かれていました。

NFTがもしも発展しないという場合があるとすれば法律やら現在のシステムが原因でうまくできない場合があるというのがわかります。

一過性のブームで終わらせないためにも法の整備が急務と猪がよくわかるのです。

「NFTの教科書」を通してNFTの基礎、利用のされ方、どうしてこんなにもブームになったのか、これから先どんな未来があり得るのか、そのためにはどんな課題が残っているか、など多くのことが「NFTの教科書」から学ぶことができます。

NFTにまつわる知識を蓄えたい方はぜひ、一度お手に取ってみてください。

ここから先は「NFTの教科書」の内容について簡単に要約していきます。

忙しくて読めないという方必見の内容となっています。

NFTの現在

NFTは現在発展途上ですが、意外と多くの場所で試み自体は始まっています。

「NFTの教科書」で出ていた例を一覧でまとめるとこんな感じです。

・アート(デジタル作品)

・メタバース

・ゲーム

・スポーツ

・トレーディングカード

・ファッション

・音楽

です。

アートばかりが話題に上がることが多いですが、他の分野でもかなりNFTの技術を活用したものがあることがわかります。

ファッションはメタバースとの複合的考え方で、VR空間でどんな服を着るか自分アバターに自分の購入したアイテムを装着させるみたいなことを考え作成しているようです。

NIKEの靴を買ったらそれがメタバース空間の自分のアバターにも反映されて同じ靴がVR空間でも履けるみたいなことです。

スポーツとトレーディングカード分野については似たようなやり方で、スポーツでは選手の名場面をNFT化して販売する。

トレーディングカードではレアカードに関してNFT化して販売するというやり方です。

自分の大好きな選手がカッコよくダンクシュートを決めている姿を独占できてしまう権利や自分しか持っていないレアカードをゲームの中でも使えるといった想像するだけでワクワクすることがもう既に実践されているレベルで存在するのです。

音楽については音楽の版権を売るというのがあるのです。

音楽の版権を買うとその音楽を自由に使うことができるのと共に二次販売、買った版権のアーティストが有名になったらその音楽の版権で発生する収益を自分のものにできてしまうなどもあるのです。

すごいことですよね。

自分で音楽が作れなくても自分の音楽を所有することができる時代になっています。

ただ版権や著作権についてはNFTの課題としてまだ導入できていない部分もあるので、今後の法改正などに期待するところです。

NFTのこれから

NFTのこれからについてでここでは、「ゲームで稼ぐ時代がくる」というお話を紹介します。

「プロゲーマーでもう稼いでいる人いるじゃん」「プロだけでなく、アマチュアでも小銭稼ぎができる時代が来るのです」例えばマインクラフトというゲームでブロッックを使って、家を1ヶ月かけて作ったとします。

完璧な出来。ですが、現状だとそれを人に見せてすごいと言われるだけ。

なんなら時間かけただけやな無駄な時間だったねなんて言われることもあるでしょう。

無駄な時間と言われる理由はお金にならないからです。

お金を時間を使って生み出すのが世の中ですから無駄と言われるのも仕方のない話かもしれません。

ですが、これからの未来は無駄なんかないのです。

ゲームで作った家が売れる時代になってきているのです。1ヶ月使って作った家が10万円で売れるかもしれません。

もっとすごい家で、お金を出す価値があると判断する人がいればもっと大きなお金で売れるのです。

ゲームで作ったものがたった一つである証明ができるNFTの技術とゲーム間をまたがって家という3Dモデルを共有できる時代になっているからです。

マインクラフトで作った精巧な家を別の全く違うゲームで使うことができるようになります。

あるゲームで作ったキャラクターモデルを使ってメタバースに入ることや、あるゲームで作った服や靴を自分のアバターのスタンダードの服に設定するなんてこともゆくゆくはできていくのです。

ただのゲームと侮れなくなる時代がきます。

ゲームで遊んでいるだけで副業になったり本業になったり、もしかしたら親の給料を超えることだってできちゃうかもしれません。

NFTの課題

NFTには課題もあります。課題の主が方についてのものです。

著作権やら販売権など明確になっていない部分が多くあります。

また税金をどうやって仮想通貨から徴収するかも明確になっていないのです。

著作権やら販売権は特に日本が遅れていてまだまだ参入しきれていない分野、NFTトレーディングカードなどが日本ではやっていない理由がこれになります。

「NFTの教科書」では法律的な部分も弁護士の著者がわかりやすく解説していますので、理解できました。

僕は法律の専門家ではないので詳しい部分については「NFTの教科書」を読んで確かめてください。

法律や税制面に課題が残っているので、NFTが発展しきれていないという部分だけ覚えておけばとりあえず問題ありません。

技術面の課題とはまだまだ取引にお金がかかるところが挙げられます。

ブロックチェーンでは一つ一つの取引記録をつなげてユーザー全員で共有することで質の担保をしているので、その計算に時間やコストがかかるのです。

この課題が解決しない限り発展も難しいのです。

手数料ばかりが高いと新規ユーザーの参入も難しくなりますから。

まとめ

今回は「NFTの教科書」についての書評と内容要約を行ってきました。

NFTの基礎、利用のされ方、どうしてこんなにもブームになったのか、これから先どんな未来があり得るのか、そのためにはどんな課題が残っているかについてわかるのが「NFTの教科書」でした。

これから先の未来に必要不可欠な知識と成功のための技術を学べる本書を一度手に取ってみてください。

きっとあなたの新しい道のきっかけや助力になると思います。

では、NFTによってゲームで誰でもお金が稼げるようになる時代を願って。

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