成功するために何が必要か?
大金持ちという一種の大成功を掴んだ人たちは何をしたのか?
そんな成功のために必要なことが学べる一冊が、アレックス・バナヤン作「サードドア」です。
今回は成功のために不可欠なマインドとやり方がわかる「サードドア」の書評と内容要約を行なっていきます。
忙しい方も10分で内容を把握し、今日から成功のための一歩を踏み出せることでしょう。
では、サードドアの扉を叩いて、行ってみましょう!
ストーリー仕立てなので読みやすい
普通の自己啓発本やビジネス本はためになることを書いていても、どこか他人事だったり、命令口調だったりする印象を僕は持っていました。
今回読んだ「サードドア」は全く違う切り口で話が進んでいくので自己啓発本やビジネス本初心者も非常に読みやすい構成となっています。
作者であるアレックス・バナヤン氏が大学生の時にふと著名人からアドバイスをもらってそれをまとめた本を出したい。
と思ったことをきっかけに実際に本を作るまで、著名人にインタビューを実施していくまでを描いた話が本書「サードドア」です。
ノンフィクション小説を思い浮かべてもらうとわかりやすいと思います。
ただし、小説と違い綺麗なオチがあるわけではないことだけ、注意しておいてもらいたいです。
大どんでん返しなんてものもありませんw
あくまでノンフィクションであるとともに、ビジネスや自己啓発に分類されるような学びの多い一冊なのです。
何かやりたいことがあるのに一歩踏み出せていない方ややりたいけどどうやればいいのかわからない。
壁にぶち当たって前に進めない。
そんな悩みを抱えている人にど真ん中に刺さる内容になっています。
作者であり「サードドア」の主人公のアレックス・バナヤンも1大学生であったところからビルゲイツやレディーガガなどの有名人にどうやって接近したのか。
その際どのような高い壁があったのかがわかります。
主人公に感情移入をしてくと、どんどん読み進めていけるのです。
全456ページあるのにも関わらずあっという間に読むことができました。
一般の人が知って王道だと持っている並んで入るファーストドア。
VIPやお金持ち、才能がある人だけが通れるセカンドドア。
そして、知る人ぞ知る秘密の抜け道であり努力しないと開かないサードドア。
このサードドアを知らずにあなたはきっと成功はできないでしょう。
学べることは成功するための近道?
成功したいか?
金持ちになりたいか?
この質問にYesと答える人はぜひ本書「サードドア」を読んでもらいたいです。
普通の人ではなれない道に光を当てた本書で成功のために必要なこと、何をするべきなのかが見えてくる内容になっています。
成功の抜け道を教えてくれるのです。
特別に本書の結論を言ってしまうと、
「何百回と失敗を繰り返して学ぶと言うことが近道ということになる。」です。
主人公であるアレックスは著名人にインタビューするために何百、何千とメールやオファーを行うのですが、断られ失敗しちゃいます。
何度も挫けそうになりますが、もう一度立ち上がってなんとか再挑戦する。
その姿はまさに「失敗を繰り返しながら成功に少しずつ近づいていく」なのです。
インタビューで著名人からアレックスが学んでいく中にも失敗を何度もしろ、そして成功に近づいていけというアドバイスが出てきます。
まさにその通り、たった一つの意見だけでなく、本書全てを通して訴えかけてくれるので非常に説得力があると感じました。
一回や十回の失敗で挫けていた自分が、「馬鹿らしい、アホらしい、情けない」と思っちゃいました。
何度失敗しても成功までやり続ければ、そのさきに成功があるのです。
頑張っているのに結果が出ない人にも、ぜひこの本を読んでほしいです。
挫けたっていい。失敗したっていい。一歩ずつ近づいていることに気づかせてくれる。
近道と聞いて、本当に近道があると思ってしまっている方にはこの本は向かないと思います。
努力をせずに楽してお金持ちになったり、真似をすれば成功するということは「サードドア」には書かれていないんです。
むしろ、成功のためには人のやらない努力を大量にしろ!とあるくらいです。
努力なくして成功はない。それに気づくことこそが一番の成功への近道なのですよ。
何が大切かをゆっくりと教えてくれる一冊
人生の中で一番大切なものはなんですか?
と聞かれてあなたならなんて答えるでしょうか?
「家族」「恋人」「愛情」「お金」などなど色んな答えがあると思いますが
「サードドア」では「人とのつながり」と一つの答えを掲示しています。
決して「人とのつながり」が正解というわけではないのだけは頭に入れておいてください。
そもそも人生の中で一番大切なものは人それぞれ異なっていいのだからです。
人生は人それぞれのものなのです。
「サードドア」では「人とのつながり」の根拠となるものとして、主人公アレックスは一人では決してビル・ゲイツなどの著名人にインタビューはできなかったのがあげられます。
主人公は至って平凡な大学生。
それがビルゲイツに会うだけでもなかなかの困難であることは容易に想像できると思います。
そんな中、様々手段を用いて合おうと奮闘する。
そうしていくうちに人とのつながりを見つけるのです。
つながってつながって、ようやく繋がることができるところにビルゲイツがいる。
このような作りになっているのです。
「サードドア」のかいつまんだ部分を説明するだけでも「人とのつながり」が大事なんだとわかってもらえるのではないでしょうか?
友達や先輩、後輩、そのようなつながりを辿っていく中で目的を果たす主人公の姿に感動とともに学べるところが非常にあります。
もちろん、もっと身近な家族も大切にしなきゃとも思わせてくれます。
本当に人というのは一人では生きていけない。
一人で生きているように見えても決して人とのつながりを断つことはできない。
それがよくわかる内容でした。
かくゆう僕も基本引きこもりのシステムエンジニア(コロナのおかげでずっとテレワーク)で人と会わずに過ごしているんですが
クライアントはいるし、一緒に働くチームもいます。
友人は数えるほどしかいませんが、それでも僕にとっては大切なつながりなのです。
「サードドア」はそんな人間関係に乏しい僕ですら、人ともっと会いたいな。
つながりをもっと増やしておきたいなと思わせる一冊でした。
まぁだからと言って、この本を読んだから友人が増えるだったりはしませんが。。
友達の作り方はまた別の本を読むなり、色々なものに挑戦する中で見つけていくしかありません。
ひとまず僕は、引きこもっていてはできない趣味でも探そうと思います。
アクティブな趣味の中で見つけた友達とワイワイしている姿を妄想しています。
まとめ
成功への近道は努力。
こんなこと分かりきっているかもしれませんが、「サードドア」はさらにその事実に後押しをします。
成功へのドアは目の前にあるのです。
あとはあなたが何度そのドアを叩くことができるかに関わってくるのです。
サードドアとはそういうドアでした。
「変なドアを叩いている、馬鹿な奴がいる」と笑われても
何度Noと言われても、叩き続けられる勇気と執着心があるものにだけ成功という近道の「サードドア」は開かれるのです。
本書を読んで改めて、「失敗と努力」著名人ですら受けた屈辱や悔しさを味わってもらいたいです。
モチベーションになるとともに、何もしてなかった自分に激しい憤りを感じると思ういます。
でも、それでいいんです。
悔しい。変わりたいという気持ちが明日のあなたの原動力になります。
明日のあなたの成功につながっていくのです。
そして、いっぱい失敗して欲しいです。
きっと失敗の先に必ず成功があるのですから。
あなたが最後に失敗したのはいつでしょうか?
それが思い出せないくらい昔のことなら、今すぐにこの本を読んでほしいです。
成功に必要なのは失敗なんです。
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