一つのことに集中する力、ブチ抜く力。
4年で純資産70億円、2ヶ月で22kgの減量を達成した著者の与沢翼さんはまさに集中の天才です。
今回紹介する「ブチ抜く力」はそんな一つのことに集中することがいかに重要で、多くの人の成功につながるか解説されていました。
この記事では、そんな「ブチ抜く力」で意識するべき点、今日から変わる方法について要約しまとめていきます。
では、いってみましょう!
本書の概要
ページ数
おわりにを含めず、327ページ、全332ページでした。
読むのにかかった時間
大体3時間半ほどで読み切ることができました。
構成
ブチ抜く力という一点に集中することがいかに重要かという説明から始まり、ビジネスや投資に活かす方法。
さらにはダイエットにも活かせる方法について紹介されていました。
最終章では、ブチ抜く力の本質や応用がわかった後で実際にあとは行動を促す構成になっていました。
一つのことにとにかく集中
ブチ抜く力というのはまさに一点に集中するということです。
お金稼ぎをしようと思ったら、24時間寝る時間以外はそのことに集中します。
どうやったらお金を稼ぐことができるのか考え、実際に行動に移してみる。自分の行動を見直して目標に近づけていないと感じたらすぐにやり方を変え別の方法で挑戦してみる。
これを最速で回していくというのがブチ抜く力の本質になります。
最速で最短で成功を手に入れるというのがブチ抜く力です。
また、他のことは無視してとにかく目標だけを意識して行動することでもあります。
ストイックと言い換えてもよく、とにかく決めた目標に近づく行動以外はやらない。
会社で成功を収めるのが目標であるならば、その目標以外のことは捨てて全能力や時間を目標に投下します。
とにかく一つのことに集中する。これがブチ抜く力です。
注意点としては一つのことというのは何かの作業を指しているのではなく、目標に向かってという点になります。
一つの目標に向かって手段を試行錯誤しながら集中するというのがブチ抜く力です。
ワクワクする道を進むべし
一つの目標にそんな注力できない。というのが一般的な回答だと思います。
そんな時はワクワクする道を選びましょう。
ワクワクという感情は非常に曖昧なものの、力があります。
好奇心とも言い換えられるワクワク感は、それだけで色々なことを知りたい。進みたい。時間を忘れるほどのめり込むことができるのです。
ブチ抜く力とは相性が良くワクワクする道を選ぶことで、その道のプロフェッショナルに最速でなることだって可能。
集中できるものがないならまずはワクワクするものに熱中するのが良いでしょう。
逆に集中できるものはあるけどそんな時間はないという方は、思い切って踏み出すか今の仕事をやりたいことのための貯金期間だと割り切るようにしてみてください。
仕事はあくまでやりたいことのための資金集めと割り切ることで、その後のブチ抜き期間に活かせることでしょう。
「ブチ抜く力」では決して今すぐやっていることを放り出して、やりたいことに集中しろという内容ではなく、やりたいこと、目標を念頭に置いて今やるべきことをやれという意味です。
投資はこうしろ!
心と資金の準備
投資には種銭と心の準備が必要不可欠です。
いくら完璧なタイミングに市場にいてもお金がなければ投資をすることはできません。
いくらお金を持っていようと、持っているお金を使える精神状態でないと投資はできません。
心と資金の準備が投資には必要不可欠なのです。
そのためにも、日頃から投資に触れていざとなった時に思い切った行動ができるようにしたり、いつかの投資のためにコツコツとお金を貯めておくスキルが重要になってきます。
継続力が第一で手応えのタイミングでアクセル
投資対象が見つかってもすぐに全財産などの多額の投資をするのはおすすめできません。
まずは少額からやってみて、手応えがあったと感じたタイミングで一気に投資額を上げアクセルを踏んでいくのです。
長い時間投資に参加しているというのが投資戦略の一つの回答なので、理に叶っている方法だと言えます。
長い時間投資できる継続力、いっときの爆発的な値上がりでは無く長期的にみても上がると確信できるものに投資するというのも重要な観点です。
著者である与沢翼さんも、初っ端から多額の投資をしたのではなく最初は少額(一般人からすれば大金だが)を投資に回してここだ!というタイミングで投資額を増やしたそうです。
心中できるものを見つける
投資対象を最終的に決定する際に大事な考え方が、その投資対象と心中できるかという質問。
この回答でYesと胸を張って言えるのであればどうぞ投資するべきです。
しかし、少しでも不安要素があるのなら調べが足りないか、投資するべきではないのかもしれません。
もちろん、少額なら投資しても良いかもしれませんが多額の資金を投資する先としては心中する覚悟が持てない投資先には多額の資金を投じるべきではありません。
投資を誰かに言われたから選ぶのではなく、しっかりと自分の頭で考え導き出した仮説と調査結果のもと選びましょうということでもあります。
まずはこれをやるべし
では、一般的な僕のような人は何をすればいいのか。
早速投資を!というわけではなく、まずはやりたいことを決める。集中するべき目標を決めることが大事です。
僕の場合なら、まずは会社にとらわれることなく働けるほどの稼ぐ力を身につけることになります。
そのために1年間自分のやりたいビジネス、成長するビジネスに集中する必要がある。
1年間やりたいことに集中するために、まとまったお金で生活費を補えるようにするというのが前段階で必要です。
だから今は会社員としてお金を貯めて投資やらいろんな副業ビジネスに挑戦している形になります。
このようにまずは大きく自分はどうなりたいのかという大きな目標をたて、そのために今やるべきことをまとめていくというのが大切です。
投資をする前に、どういった目標を持って進むのかのセンターピンと呼ばれる軸を決めるのが今まずやるべきことでしょう。
その後でその目標に集中して必要な作業を工夫をしながら進めていくというのがブチ抜く力になります。
まとめ
今回は、与沢翼さんの「ブチ抜く力」を紹介してきました。
目標にストイックに取り組む姿勢、カッコ良すぎますね。
僕は結構ブレブレの人間でやりたいこともしょっちゅう変わるところがあるので、見習いたいと思いました。
一点に集中する技術を色々な面に応用したり、どうして必要なのかが本編ではより詳しく与沢さんの実体験も交えて解説されているので、気になる方はぜひとも読んでみてください。
では、皆さんのブチ抜く力がアップすることを祈っています。
コメント