20xx年までに全てを電気自動車にします!
となり、電気自動車の普及も広がっています。
二酸化炭素も出ないし、加速力もある。
良いところばかりに見える電気自動車ですが、実は欠点も結構あるんです。
今回は電気自動車の欠点・タイヤの減りが早いなどを紹介します。
では、いってみましょう!
電気自動車とは
電気自動車とは、ガソリンではなく電気で動く自動車のことです。
バッテリーに蓄えられた電気でモーターを駆動させて走るクルマ。
ガソリン車で発生していたCO2を削減することができ、SDGsであるという点で注目を浴びています。
また、エネルギー効率が良いのも電気自動車の特徴で、ガソリン車では燃焼時のエネルギーが4割ほどしかタイヤを動かす力にはなりません。
電気自動車はそのタイヤを動かすエネルギーが9割を超えてくるのです。
さらに下り坂や減速時にはモーターから電気を発生させて、バッテリーを蓄えることもできます。
良いことづくめの電気自動車に見えますが、今回は悪い点にも目を向けていきましょう。
電気自動車の普及具合
電気自動車の普及具合は国別で異なるようです。
まず日本、2023年上半期では販売台数の約1.67%を電気自動車が占めているとのこと。
販売台数は2万2857台でした。
続いてアメリカ、2022年1年間で普及率は約5.8%となっています。
2021年は3.2%だったのでかなりの伸び率です。
ヨーロッパでは、2022年における普及率が12.1%になります。
2021年の9.1%でも高かったですが、それ以上になっているのです。
最後に中国、2022年の時点で536.5万台の販売台数で販売割合の約20.0%。
日本やアメリカでは10%切っていますが、いずれの国も電気自動車の普及率はどんどん増えていっています。
電気自動車の魅力アップや電気自動車を政府も後押しするために買いやすくなっているのでしょう。
しかし、台数が増えたからといって良いことばかりでも、すぐに自分も買わなくちゃとなるのは待ったほうがいいかもしれません。
電気自動車のデメリット
タイヤの減りが早い
電気自動車はガソリンよりも安い維持費だと思われがちですが、実は意外なところで出費があるのです。
それがタイヤ交換代。
ガソリン車の代替4~5分の1のペースでタイヤ交換が必要になってきます。
というのも、昨今の電気自動車はガソリン車よりもスピードが出やすいのです。
モーターでタイヤを回転させる分、ギアもなく、単純にモーターの回転数を上げればそれだけタイヤが周りスピードが上がるという仕組み。
そのため、簡単にスピードが上がってしまい、タイヤへの負担も大きくなるというわけです。
今後、電気自動車の使われ方でも負けないタイヤが生まれてきたり、タイヤ交換を保証の中に含めたりする動きがありそう。
バッテリーの処分方法
バッテリーの処分方法についても議論が行われているのが電気自動車。
電気自動車に使われているバッテリーはリチウムイオン電池です。
リチウムイオン電池は、土に埋めてももちろん分解されません。
なので、適切に処理する必要がありますが、それにもお金がかかる。
バッテリーの処分が明確になっていないという社会的なデメリットを含んでいるのです。
ただ、こちらについては日本がEVバッテリーリサイクルという分野で、世界を牽引してもいます。
元々バッテリーのリサイクルに強かった日本なので、電気自動車のバッテリーも分解し別の用途でのバッテリーとして利用する方法を考えていたりします。
頼もしい限りです。
ですが、リサイクルした後のバッテリーも捨てなくちゃいけないタイミングがおそらく来ます。
その時どうやって捨てるのか、処分するのか問題はあると思います。
単純に処分を先延ばしているだけとも思えますので…
今後の自動車は…
デメリットもある電気自動車ではありますが、今後はますます普及率を高めていくことでしょう。
今回紹介したタイヤの減りが早いやバッテリーの処分方法が難しい。という課題はありますが、解決していく見込みもあります。
今後別の課題が出てくる可能性もありますが、世界の大きな流れとして電気自動車は普及を広げていくはずです。
もしかしたら、電気自動車の普及が人間の首を絞める結果になる可能性もあるかもしれませんが、今のところはなんとも言えないですね。
SDGsと謳いつつ、実は地球の寿命を短くしていた。なんて結果もありえそうです。
とは言え、僕たちにできることは少ない。
社会の大きな流れには個人で立ち向かうのは難しいです。
だからこそ、しっかりとした知識で、良い面だけでなく悪い面にも目を向けて、電気自動車を選んでいきましょう。
まとめ
今回は、電気自動車のタイヤの減りが早いなどのデメリットを紹介してきました。
普及率は確実に高まっていますが、今後社会的なデメリットも出てくるかもしれません。
電気自動車の動向には意識を向けたいところです。
一見地球に良さそうなことも、実は地球への悪影響だった例も少なくありませんから。
移り変わりが早い情報だからこそ、しっかりキャッチアップして正しい判断をしたいものです。
では、皆さんの自動車ライフがより良いものになることを祈っています。
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