楽天モバイルの0円プランが廃止され、今度はプラチナバンドという戦略を打ってきました。
果たしてプラチナバンドという魅力は楽天モバイルを救うのでしょうか?
この記事ではプラチナバンドとは何かから始め、プラチナバンドによって提供される未来について考察していきます。
では、行ってみましょう!
楽天モバイルプラン
楽天モバイルは一つのプランのみが存在するというのが現状です。
Rakuten UN-LIMIT Ⅶ という名称で、月額1,078円~プランになります。
月々使うデータ容量によって値段は決まってきて、3GBまでであれば1,078円、3GBを超え20GBまでであれば2,178円、20GBを超えた後は無制限で3,278円となっています。
図にまとまったものが、下図になります(公式サイトより引用)。
月20GBを超えるデータ容量を使うという方にとっては、最安値に近い値段で契約できる数少ないプランです。
またワンプランということで、特に意識することなく3GBであるとか20GBであるとかが行われるので、プランを考えるのが面倒という方にもおすすめです。
Rakuten Linkと呼ばれる通話アプリを利用すれば、国内通話が無料という点もあります。
3GB、20GBという点だけ見ると決して安くはないプランですが、魅力は多い格安プランだと思います。
今回はそんな楽天モバイルが、今度はプラチナバンドの使用を開始するというニュースがありました。
この記事では、プラチナバンドとは何かから始まり、魅力、それで何が変わるのかに注目していきたいと思います。
プラチナバンドとは
プラチナバンドとは、周波数700MHz~900MHz帯を指す国内通信事業者の業界用語になります。
この周波数は携帯電話などの利用に適していると言われていて、既にドコモ、KDDI、ソフトバンクで使われています。
プラチナバンドの魅力と苦悩
プラチナバンドは通信が早く、安定するという特徴があるために多くの事業者が割り当て実行をしています。
それ故にもう既にプラチナバンドには空き領域が少なく、新たな業者を容易には増やせない状態になってしまっているのです。
例えるなら、新しい高速道路ができて、目的地まで早く着けるように最初はなったけど、人気がありすぎて車が増え渋滞になってしまった。
その渋滞を避けるために交通整理のために入れる車を制限するといった措置が行われている状態という感じです。
業者間でも割り当てられるのが難しいという点、希少性からもプラチナやゴールドという言葉が使われています。
楽天は今回このプラチナバンドに、自分達の分をくれと言っているわけです。
果たして、プラチナバンドを導入することで楽天モバイルはどうなっていくのでしょうか?
プラチナバンドで業績は変わる?
プラチナバンドを導入することで、一時的に業績は悪くなるはずです。
というのも、現在楽天では1.7GHz帯だけでサービスエリアを構築し、通信を提供しています。
それを電波が届きやすく安定しているプラチナバンドにする場合、新たな開発を進める必要があるのです。
プラチナバンドさせるための、開発・設計費用が増えるため業績は悪くなると思います。
ですが、開発が終わりプラチナバンド対応が完了すれば、業績はまた上向いてくるはずです。
プラチナバンド対応されるので、これまでのネックであった、楽天モバイルは安いけど繋がりづらいという問題を解消することができます。
繋がりやすくなって、安定的な通信を提供することができれば、安くて繋がりやすい楽天モバイルに乗り換えるという人も増えていくことでしょう。
楽天モバイルはサブ回線として持っていたという方が、楽天モバイルをメインにしようという動きも増えていくはずです。
そうなってくると、楽天経済圏も再度有効になってきて楽天市場での買い物も増え、すべてのサービスが良い方向に動き出すということになっていきます。
というのが最良の結果だと思います。
ですが、僕が思うにプラチナバンド対応だけで本当に繋がりにくさの問題が解消するのか?という疑問が残ります。
通信の設計には決して詳しくありませんが、プラチナバンド以外の要素で繋がりづらさが生まれていた場合、楽天モバイルの終わりは近いかもしれません。
プラチナバンドに多額の投資をしたけど、結局楽天モバイルは安いだけで繋がりづらいというレッテルのままだった場合、目も当てられません。
きっと、プラチナバンドによってつながりが改善するのでしょう。
そう信じて、今度の楽天モバイルの動き方に注目したいですね。
ちなみに、プラチナバンドに正式に対応するのは2024年3月という発表でしたので、それまでは従来通りの通信環境が続きます。
口コミなどで多い、繋がりづらいという点はまだまだ叫ばれそうですね。
まとめ
今回は楽天モバイルがプラチナバンド使用開始を目指すというニュースから、プラチナバンドとはなんなのか、プラチナバンドで何が変わるかについて書いてきました。
業績予測のところは素人目線での話ですので、参考程度に読んでいただければと思います。
プラチナバンドってそんなにすごいことなの?というのが個人的な感想です。
消費者としてはそこまで意識していませんが、繋がりやすさのために周波数って大事なんですね。
通信業界は繋がりやすさが命なので、大変そうです。
同情はしつつも、やはり一番繋がりやすくて安い回線を契約したいというのが正直なところです。
今後も、安くて安定的なプランを紹介していきますので、よろしくお願いします。
では、皆さんの通信回線が安心できるものであり続けることを祈っています。